刑事とは警察のどの階級に所属するのか

刑事は警察のどの階級に所属する警察官なのか
刑事ドラマなどで主人公が「○○刑事(けいじ)」や犯人から「デカ」と呼ばれる場面を頻繁に見ることがありますが、刑事やデカと呼ばれる警察官はどの階級に所属する警察官の事をいうのでしょうか。

調べてみたところによると、「刑事」とは正式には「刑事係巡査」と呼びます。

刑事係巡査とは、巡査の言葉が表すように、警察内での階級は「巡査」ということです。

この巡査は、警察の下級では一番の下っ端、一般採用で警察官となった人は、みんなこの「巡査」からスタートします。

ちなみに「あぶない刑事」に登場するタカとユージは、巡査部長という階級です。
参考:警察の階級とは?警察官の階級で就ける役職にも違いがある

巡査 → 巡査長 → 巡査部長、という階級順になります。

実は以外と階級が低かったタカとユージで、名探偵コナンに登場する高木巡査部長と同じ階級と言われると、貫禄などに違和感を感じてしまう人もいるかもしれません。

刑事が「デカ」と呼ばれる理由
刑事の事を「デカ」と呼ぶことがあります。その由来は諸説ありますが、昔のテキ屋(お祭りなどで屋台を営んでいた人達)が仲間内で「クソデカ」という蔑称の隠語を使っていたことから、現代では蔑称である「クソ」部分がなくなり、ただの「デカ」と呼ばれるようになったといいます。

しかし、刑事ドラマなどでも一般人が「デカさん」と呼ぶことはなく、「刑事さん」と読んでいることから、「デカ」と呼ぶのは何かしらの悪いことをしている犯人と思われる人物に多いことから、「デカ」は刑事を軽く呼ぶ呼び方として使われている感じがあります。

間違っても警察署で「デカを呼んでください」や「○○デカいますか?」なんて聞かないようにしてください。

警察のキャリア組とノンキャリア組の違い
警察の階級について最初に少しご紹介しましたが、警察にはキャリアとノンキャリアによって階級に違いがあります。

キャリアとは、国家試験に合格して警察官となった者。

ノンキャリアとは、一般試験に合格して警察官となった者。

国家試験に合格して警察官となった人は、最初の階級が「警部補」となります。
警部補は、巡査から4つ上の階級になるため、ノンキャリアが巡査から警察官になることを考えるとスタートの時点でキャリアに大きな差があるということです。

ノンキャリアで警察官となった者は、最高で「警視」の階級まで就けることになってはいますが、ノンキャリアとして警察官になったほとんどの人は、「警部補」までで定年を向かえているという現実があります。

そのため、警察官として上を目指そうと考えている人は、国家公務員試験の合格を目指し、キャリアとして警察官になることをおすすめします。

参考:日本の警察官−Wikipedia

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